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朝礼は儀式じゃない。今日という戦の作戦会議だ。
毎朝行われる朝礼を、ただのルーティンと思っているうちは半人前だ。この場は安全確認だけでなく、その日の作業の全体像を共有し、業者間の動線を整理する、一日の全工程が同じ視線に揃う十分間だ。図面を見せ、注意箇所、危険箇所と本日の重点工程を口頭で確認する——書面だけでは伝わらない温度感を補うのが朝礼だ。特に初めて入る職人や新規業者には、朝礼後に必ず個別で作業場所・内容を説明する。「聞いていなかった」「知らなかった」は、現場では致命傷になる。また、異なる業者の作業が同じ場所・時間帯に重なるときは、現場監督が間に入り調整するのが原則だ。業者間の調整を当人任せにすると、互いに動線を読み合い、すき間ができる。それを埋めるのも現場監督の役割だ。朝の10分の丁寧さが、その日の現場全体を動かす。